パーマカルチャーは、自然、人に負荷をかけること無く
全てが循環するように繋がりをデザインして
生活やシステムをつくる方法ですが、
その手法、考え方でとても特徴的なのが、
「問題は解決の糸口と考える」ということです。
「問題ばかりに頭を悩ませるよりも、解決方法を考えよう」
というものです。常にネガティブな方ばかりにフォーカスするのではなく、
ポジティブな方へ目を向けて行動するということです。
パーマカルチャーに惹かれる人の中には建築の分野から入る人、
環境の分野から入る人、食の安全に興味をもって入る人、いろいろですが、
スピリチュアルな分野から入る人も少なくありません。
それはこういったポジティブな事に目を向ける考え方からかもしれません。
パーマカルチャーを作ったビルモリソンはこの体系を作る前、
有機農家や漁師などをしていたそうです。
自然を相手にする仕事の中で自然が人間の手で壊されて行くのに
我慢できなくなり、様々な環境活動をしていたそうです。
しばらく活動を続けて彼が思ったのは、
「何かに反対し続けていても自然は一向に良くならない。そればかりか
悪化している。」活動にも疲れてきた彼は、反対するよりも、
提案をしようと思い、パーマカルチャーをつくったそうです。
よく、何をすればパーマカルチャーなのか?と聞かれます。
私は、人が自然の一部となってみんなが健康的な生活をおくれる社会を
つくるために行動することだと思っています。もし原発は、自然にとって、
人にとっていらないものだと思ったら、電気の使用を控える、階段を使う、
グリーン電力を購入してみる、環境教育のNPOを応援する、
自然エネルギーに投資するなど、自分の状況に合わせて
できることをやってみること、自分の思いを行動で示すことが
パーマカルチャー的生き方なのかな、と思っています。
食の安全や、自給率の低さを嘆くよりも、
有機農家、自然農実践者を応援する、自分で野菜を作ってみる、
自然食品店、オーガニックレストランを利用する、など出来ることは
たくさんあります。行政に要望を出したり、選挙でグリーンな人を選んで
政策を変えてもらうことは、時間がかかりますが、自分で出来ることなら、
ずっと手軽に、すぐにでも出来ますよね。
ポジティブな思考で物事を考えること、笑うこと、
笑顔でいることのチカラは大きいです。
Peace begins with a smile.ですね。