一般社団法人 哲学相談おんころさまよりご依頼いただき、哲学対話　おんころカフェのご案内冊子のデザインをさせていただきました。以下は、表紙と裏表紙のページデザインです。

表紙のイラストは、大阪在住のmutsumiさんというイラストレーターさんに描いていただきました。頭からいろいろなものが出ているのが面白いイラストですが、これはmutsumiさん独自の表現なのですが、個性的で面白いですよね！地位や立場、それぞれの状況、年齢を超えた多様な方々が参加していることを表現していただきました。

おんころカフェは、がんや難病をご経験された方、治療中のご家族を持つ方、医療者を対象とした哲学対話です。対話を通して自分の考え方や価値観を見つめなおし、困難を抱えながら生きることについて考え、新たな一歩を踏み出す勇気を応援することを目標としています。

「コロナ渦で患者さんたちが孤立しているという状況をなんとかしたい」と思ったことがきっかけで、冊子を作ってこういった場があることを広く知らせたいとのことでご依頼いただきました。

おんころカフェは現在はオンラインで行なっていて、私も実際に参加させていただいたのですが、特に自分の悩みを話さなくてはいけないということではなく、お題が出されるので、みなさんそれぞれ思ったことを話す感じでした。その中で、自分の中で、自分自身の問題や関心に引き寄せて話したり、聞いたりする感じかと思います。具体的に話してもいいし、抽象的に話しても良い、自由な言葉のやりとりをして、相手の言葉にハッとさせられたり、じわっときたり、そんなひとときでした。

哲学対話ってなんだかむずかしそうだと思ってしまうかもしれませんが、多分、自分の頭の中では毎日していることだと思います。それを他者と共有してみる感じでしょうか。
もしお近くに必要な方がいらっしゃれば以下のウェブサイトをお知らせいただけたら嬉しいです。

●一般社団法人 哲学相談おんころ
https://oncolocafe.com

冊子は京大病院のがんサロンなどで配布されていますので興味のある方はぜひお手にとってご覧いただければ幸いです。