前からずっと行ってみたかったフジコ・ヘミングさんのコンサートについに行ってきました。フジコさんのピアノの音色も、フジコさんのファッションも、絵も全てフジコさん独自の世界観があってとても好きです。工業的じゃない、人の手で生み出されたぬくもりがあって、例えるならアールヌーボーな感じ。

あのカンパネラも聴くことができました。90歳で人の助けを借りながらもピアノまで歩き、美しい高音の音色を響かせていました。テンポも他の人と違うし、たくさん間違うのでクラシック界では異端扱いされてる感じもあるみたいですが、私はフジコさんのピアノは、なんていうか、クラシック会のパンクというか、我が道を行く感じで好きです（笑）間違うことよりも、魂からくる表現の方を大事にしているみたいですね。
「機械的な音はつまらない、間違っても人間的な音の方がずっと良い」といったことをドキュメンタリー映像で仰っていました。
今は寿命も伸びていて、人生100年時代と言われていますね。私はお仕事するのが好きなので、フジコさんみたいに生涯、自分のペースでずっと好きな仕事をしていたいなぁと思います。＾＾