京都国立近代美術館で開催中の上野リチの展覧会に行ってきました。

私は上野リチ展覧会のフライヤーを見るまで、戦前〜戦後にこのような女性がいたことを初めて知りました。テキスタイルを中心に、ウィーン時代や、京都時代の日用品のデザインや室内装飾などのデザインが数多く展示されていたのですが、一貫して上野リチのスタイル、と分かるような共通のオリジナリティーがあってとても見応えがありました。

京都で大学の教職にも就いていたようですが、生徒たちには過去の模倣ではなく、拙くても良いから自分の独創性を大事にすることを伝えていたそうです。草花のモチーフの図案やテキスタイルが、簡素化した形や色合いが多彩で、第一印象は「かわいい!」でした(笑)

あとウィーンのクリスマスマーケットの絵も、当時のファッションに身を包んだ人達が雪のふる森の中を歩いてマーケットに行く様子や色鮮やかな飾りをつけたマーケットの様子がなんとも見ているこちらを豊かな気持ちにしてくれる絵でした。

京都国立近代美術館の後は東京の三菱第1号美術館で開催されるようです。

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