大阪中津にあるyolchaというギャラリーで開催されていた「森から生まれた衣食住歌」という展示に行ってきました。大分県の森の中にカテリーナ古楽器研究所という古楽器の制作等を行う工房があり、そこに住む一家が半分自給自足をしながら、衣服や、育てた小麦を使ったお菓子も作っています。ギャラリーでの展示では、お母さんが作る服、娘さんがつくるお菓子、お兄さんとお父さんがつくる古楽器が展示されていて、まさに森から生まれた衣食住がありました。
展示のタイトルにはそれに加えて歌、とあるのですが、一家の兄弟がbaobabというユニットを組んで、ギターや古楽器も使いながらオリジナルの曲を演奏しています。LIVEも行ったのですが、本当に「森から生まれた歌」という表現がふさわしい優しい旋律と詩でした。LIVEの後は森での暮らしのことや、楽器製作のこと、どんなふうに古代の楽器を作っていくのかなどをお話ししてくれました。古代の楽器は細かい透かし彫りの装飾もついていて美しく、そこから奏でられる音もまた美しい音色。森の中でものづくりなんていいなぁ!と憧れますが、森での生活は夏は草刈りとの戦いで結構忙しいようでした。^^