8月末でホテルオークラが立て替えになるとのことで、夏に東京滞在した時に友人に連れて行ってもらい見てきました。建築のことはあまり詳しくはないのですが、建築家の谷口吉郎さんを中心に設計され、1962年に完成し、以来、「日本モダニズム建築の傑作」と言われているそうです。ファッションデザイナーのマーガレットハウエルも今回の取り壊しに待ったの声をあげていましたね。
落ち着いた木調の空間に、至る所に麻の文様など伝統的な日本の文様が施されていて、「世界からの客人を『日本の伝統美』でもてなす」という設計コンセプトにぴったりな空間でした。
約50年というのは短いような気がしますね。良いデザインだけに残念です。短いスパンでの建て替えは地震国であるがゆえの定めでしょうか。2019年に完成予定だそうですが、あたらしいデザインも、日本らしいものであって欲しいです。