ていねいに暮らす

夏休みの締めくくりに北軽井沢の友人の別荘へ行ってきました。この林の中の別荘地は、50年ほど前はまだ木の高さも低く、浅間山がきれいに見えたのだそうです。有名な作家さんの別荘もちらほら。

朝は瞑想から始まり、敷地内の林の中をお散歩、地元の美味しいパン屋さんで珈琲を飲んだり、買い物も地元の八百屋さんで。オーガニック牛乳のお店もありました。(ソフトクリームがとても美味しかった。)

今回の滞在で、薪でお風呂をわかしてもらったり、七輪や薪ストーブで料理をしたり、といった、既存のエネルギーを少し減らして周りにあるもので生活する暮らしを少しだけ体験させていただきました。もちろんガスや電気は便利で、とてもありがたいものですが、七輪でじっくり焼いた焼きおにぎりは絶品でしたし、薪のお風呂は上がった後もぽかぽかで、このご時世ではある意味とても贅沢なものになっているのかもしれません。

今回一緒に滞在した方で、食堂をやっている方がいたのですが、その方が野菜を切っているのを見ると、とても細かく、丁寧で、愛情はこうやって料理に入っていくのだなぁと感動。「切るのが好きなだけだよ~」と笑っていましたが、出来上がった料理もまたどれも美味しく、しあわせな3日間でした。

薪のお風呂は友人のおばあさまのお宅にお邪魔していれていただいたので、お風呂の順番を待っている間、友人のおばあさまや、おばさまとおしゃべり。浅間ぶどうがとても美味しかったお話、昔の雷はとても大きな音でこわかった話、北軽井沢に咲くレンゲショウマのお話や、簡単で美味しい豚のウーロン茶煮の作り方、などなどいろいろとお話を伺うことができてこの時間もまたなんだか良い時間でした。

3泊だったので、あまり予定を決めずに過ごしていたのですが、それがかえって良かったみたいで、のんびりと過ごすことができました。 夏休み終わりの、友人からの素敵なギフト、私も他の誰かへ送っていこう。上の写真は文中のレンゲショウマ(蓮華升麻)です。絶滅危惧種に指定している県もあるそう。

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